これより不幸な結婚式を私は知らない

361 :愛と死の名無しさん:2011/12/20(火) 12:26:05.88
今から30年近く前の話。
見合い結婚の新郎新婦だったが、当日挙式の時間になっても新婦&新婦家族がこなかった。
ようやくやって来た新婦両親は真っ青で憔悴しきった様子。
新婦が脳味噌にホテイアオイが群生したような置手紙を残しトンズラこいたという。
曰く「義理もあり、新郎さんに不服もなかったので一度は結婚を決意した」
「でも、式間近になって、私は運命の愛に出会ってしまった」
「私は、女として、この真実の愛に生きたい」
「新郎さん、きっとあなたにも運命の人が別にいるはずです。その人を幸せにしてあげてください」
新郎呆然、怒りに震える新郎親族、続々集まる招待客、途方にくれる式場スタッフ&受付係。
どうするどうなるのカオス状態。その時新郎が言った。

「…今日は僕の30歳の誕生日なんです。誕生パーティをしましょう」

そのまま招待客にはお席についてもらい、高砂席のど真ん中に新郎着席。
「今日は僕の誕生パーティにようこそw…って、こういうのやってみたかったんだよなあwww」
うすうす事情を察しながらも、新郎の決死のノリにあわせる優しい招待客たち。
さすがに余興・スピーチはそのままとは行かなかったが、余興でバイオリン演奏を頼まれていた新婦友人が、
所属のアマ管弦楽団のメンバーに連絡を取ったところ、手の空いてた何人かが来てくれてプチ演奏会。
和やか…とまではさすがに行かなかったが、「お誕生会」はなんとか終了した…という。

ホテイアオイ新婦は一年たたないうちに「真実の愛」とやらに捨てられて、実家にリターン。
真実の愛の結晶が腹にいたため、父親が軟化して家には入れてもらえたらしいが、その後は不明。
一方、「もう女の人とは縁の無い人生でいいわw」と仕事一筋に打ち込んで行った新郎は、数年後
雪道で立ち往生していた女性のチェーン装着を手伝ったのが縁でその女性と結婚し、
二年後に私の父親となりましたw

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